APACHE II スコア
集中治療室(ICU)における疾患重症度評価および院内死亡率の予測。
ICUにおけるAPACHE IIスコアの理解と活用
1985年にKnausらによって開発されたAPACHE IIは、世界中の集中治療室(ICU)で最も広く使用されている重症度スコアリングシステムの1つです。
APACHE II 計算の3つの柱
このツールは、急性生理学スコア(12のバイタル変数)、患者の年齢、基礎にある慢性疾患ステータスという3つの主要なデータを総合します。正常値から外れるほど、スコアが高くなります。
臨床的有用性と予後
入室後最初の24時間で計算されるのが理想的であり、0から71までの数値が生成されます。スコアが上がるにつれて、院内死亡のリスクは指数関数的に増加します。
APACHE III および APACHE IV への進化
より多くの臨床変数や更新された死亡率計算式を組み込んだ APACHE III (1991) や APACHE IV (2006) などの新しいモデルが開発されましたが、APACHE II は依然として非常に重要です。新しいバージョンの計算の複雑さは専用のソフトウェアを必要とすることが多いため、APACHE II の相対的なシンプルさと堅牢性がベッドサイドでの標準的な指標であり続ける理由となっています。
GCSと腎機能の重要性
計算時には以下の2つの要素に特に注意が必要です:
- グラスゴー・コーマ・スケール (GCS): 神経スコアは反転されます (15 - 実際のGCS)。深い昏睡状態では即座に12ポイントが加算されます。
- 急性腎障害 (ARF): 患者が急性腎障害を患っている場合、クレアチニンのポイントは計算機によって自動的に2倍になります。
推定院内死亡率
| APACHE II スコア | 死亡率 |
|---|---|
| 0 - 4 | ~ 4.0 % |
| 5 - 9 | ~ 8.0 % |
| 10 - 14 | ~ 15.0 % |
| 15 - 19 | ~ 25.0 % |
| 20 - 24 | ~ 40.0 % |
| 25 - 29 | ~ 55.0 % |
| 30 - 34 | ~ 73.0 % |
| ≥ 35 | > 85.0 % |
参考文献:
1. Knaus WA, et al. APACHE II: a severity of disease classification system. Crit Care Med. 1985.
[PubMed]
2. Naved SA, et al. Validity of APACHE II score in predicting mortality. Indian J Crit Care Med. 2011.
[PMC - NIH]
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